2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧
いつの時も、革新を生み出す先人がいて、そこに感化された追従者がいます。先人は創出者としての迫力が抜きん出ているとして、追従者は様々なタイプに分かれているので、決して全てが一級品になるとは限りません。京都文化博物館で日本のシュルレアリスム展…
遠くない昔に開催されていたと思うのに再び企画されるとは、根強い人気が後押ししているのだろう。かくゆう私も、忙しさで気分がすぐれないながらも無理をして駆けつけることにしたのは、彼の絵から言葉がほしかったからでしょうか。 29年前の震災と同じよう…
北陸地震で継続も心配されたが、富山での寺林武洋さんの大規模個展は無事に再開されています。 入善町下山芸術の森発電所美術館 それでふと思い出したのは、自分は阪神淡路大震災の2週間後に大阪での個展を控えていて、隣接する神戸に何の援助もしないまま…
オラファ―・エリアソンの「黄色vs紫」 絵画は再現の記録として発達してきたので、光をどのように表現するかが画家の目的でありました。それは単純な明暗だけでなく、彩度や色相対比なども駆使して、見えない光を画面で感じさせようと工夫しています。今回、…
佐々涼子さんは実話を紡いで物語をつくっている。たまたま見たテレビ番組で彼女が現在病と闘っていることを見て遅まきながら佐々涼子という作家の存在を知り、その著作物を取った次第だ。「エンジェルフライト」「エンドオブライフ」そして今作と、年の変わ…